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組織成長に必要不可欠な、リーダーのパラダイムシフトとは

パラダイムシフトとは パラダイム(Paradigm)[考え方・価値観]をシフト(Shift)[入れ換える] つまりは、今の自分が持つ「あたりまえ」という枠組みを広げ、今までになかった価値観や考え方ができるようにしていく、ということです。


多様性、多様化の時代と言われはじめてから数年が経ちます。

時代に合わせた働き方を取り入れるためには、時代に合わせた考え方・価値観を身につけていく必要があります。

 

働き方改革、DX推進と国を上げての取り組みが行われている昨今ですが、取り入れるべき私たちの「考え方改革」も必要になってきています。

 

そこで今回は多様性の時代に身につけるべき「パラダイムシフト」とはどういうことなのか、解説していきます。

 

【目次】

◆パラダイムシフトとは

・パラダイムを理解する

◆リーダーのパラダイムシフトが組織に与える影響

・アクティブなチームを生み出す

・チームが信頼でつながる

・リーダー自身の成長

◆パラダイムシフトを行動に落とし込む3つのポイント

・話をよく聞き、質問で会話を促す

・自分の発言の感想を聞く

・自分の発言の意図を自ら理解する

◆ 合わせて知っておくと役に立つこと

◆まとめ

 

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パラダイムシフトとは

パラダイム(paradigm)という言葉はアメリカの科学哲学者であるトーマス・クーンによって提唱された哲学上の概念のことです。とはいえ、当時クーンが表現したかったこととは異なる解釈で一般的に広まっています。

 

ですので、「パラダイム」と「パラダイムシフトにおけるパラダイム」は少し異なります。本記事では「パラダイムシフトにおけるパラダイム」を「価値観・考え方」を解釈して読んでいただければと思います。

 

ビジネス書としても有名な『7つの習慣』にもあったわかりやすい一例を上げてみます。

妻と義母の隠し絵

(「妻と義母」作者不明)

 

パラダイムを理解する

上の画像を見て、あなたにはどのように見えましたか?

 

若い女性を後ろから見ている絵に見えた方、老婆の横顔に見えた方。

有名な隠し絵ですので、すでにご存知の方もいるかもしれませんが、ここで知っていただきたいことは「一つの絵でも見え方が異なる」ということです。

 

私たちは普段ものを見るとき、自分の経験や立場、または育った環境などに基づいて目の前にあるものの「見え方や感じ方を無意識に決めている」んです。

場合によっては、それがさもあたりまえだと思われることもあります。

ですがそのあたりまえだけでは、情報の溢れる多様性社会では生き残っていけません。

 

 

時代の迷子になる

 

 

そこで必要になってくるのが「パラダイムシフト」です。

 

同じ事実を異なるものだと主張する相手に出会った時

自分が知っているあたりまえとは違う考え方に出会った時

 

自分が無意識のうちに固めてきた固定概念の枠を外し、新しい考え方として取り入れていくことでたくさんの情報を得ることができ、自らも成長しながら周囲に良い影響を与えれるような存在になっていくことができる。

組織の成長において、そんな人材は必要不可欠ではないでしょうか。

 

次はリーダーのパラダイムシフトが組織に与える影響を説明していきます。

リーダーのパラダイムシフトが

組織に与える影響

「パラダイムシフトができるリーダー」の表現を色々と変えてみながらお伝えしていきます。

 

これまで有名著書をはじめ、多くの場所で語られてきたパラダイムシフトですが、今一度あなたの組織で取り入れることができているか、成果につながっているかも本記事で一緒に考えていけたらと思います。

▼アクティブなチームを生み出せる!

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まず「固定概念に囚われていないリーダー」がもたらす影響です。

リーダーの持っている「あたりまえ」が「正解」である組織と、チーム全員の「あたりまえ」が「正解かどうか検証できる」組織ではどうでしょうか。

「新人はこれをやっていればいい!」「今までのやり方以上のことはやらなくていい!」と声を上げるリーダーのいる組織で、果たして部下は成長していけるのでしょうか。

成長できたとしても、その組織から「リーダー以上の人材」が生まれる可能性はとても低いと言えます。当然入ったばかりの新人が組織に馴染めるようにレールを敷いてあげることも必要かもしれませんが、行動の制限が文化に根付いている会社では人は育ちません。

 

「新しいアイデアを出してほしい!」「他にやりたいことはないか?」と声をかけ、チームの意見を育てていくリーダーがいるとどうでしょう。

失敗や問題も増えるかもしれませんが、それ以上に意欲的に仕事をするチームをイメージできるのではないでしょうか。

もちろんこれだけで完璧なチームが作れるわけではありませんが・・・それはまた別の機会に記事にしてみたいと思います。

▼役職や上下関係ではなく、信頼でつながるチームができる!

次は「出した意見について真剣に考えてくれるリーダー」ではどうでしょうか。

ここでは私の経験談も交えてお伝えします。

私は以前、とある携帯ショップで店長をしていたのですが

当時店長になりたての私はひどいもので(今では笑い話ですが、本当にひどい店長でした)一緒に店舗で働いてくれているメンバーの意見や気持ちに寄り添うことができず

「一番売れるのが私なんだから、私が見本だ!」と思って仕事していました。(もしかしたら口にも出してたかもしれません)

 

当然、退職を考えるメンバーや、異動したいと申し出るメンバーもおりました。

そんな私が当時の上司に言われた「まず聞いてやれ、店長の仕事は売ることじゃない」という言葉から、行動した結果・・・

私たちの店舗で全国一位の販売実績をあげることができました。

私が行ったことは「どんな耳の痛い意見でも真剣に聞いて、まずやってみる」ことでした。

 

chat

 

最も大きな変化は、メンバーが「一緒にやってくれる」ようになったことだと思います。チームを動かすには、まず自分から動かなければいけません。

どんどん動くためには自分では思いつかないようなアイデアを大事にしたいですよね。

 

▼リーダー自身が大きく成長する!

やはり組織として、最も重要なポイントはここではないでしょうか。

「周囲の環境や状況に合わせて柔軟に変化・対応できるリーダー」の強みを上げてみます。

・メンバーの構成に左右されない実績が出せる

・新たなリーダーを生み出し、育てることができる

・新しいシステムや制度を取り入れていくことができる

など、言い出せばキリがないですね!

 

アフターコロナで営業方法はどう変わるか?Withコロナで生き残る今後の営業手法とは?-1
今の時代、会社を取り巻く環境は刻一刻と変化を続けています。
あなたの組織のリーダーは変化に適応できていますか?

 

パラダイムシフトを行動に落とし込むための

3つのポイント

ここまで、パラダイムシフトがもたらす影響についてご説明してきましたが・・・そもそも「考え方や価値観」なんて簡単に変わるものではないですよね。

それは言い換えればあなたが今まで培ってきた経験でもあり、身についてきた習慣でもあるわけです。

ここでは3つポイントを紹介します、どれか一つでもあなたのお役に立ちますと嬉しく思います。

・話をよく聞き、質問で会話を促す

自分の価値観を拡張し、多くの考え方を得るには、まずどういう考え方があるのか知る必要があります。自分にはない考え方を知るには、自分ではない誰かの声を聞くしかありません。

例えば、最初にお見せした絵を「若い女性と主張する人」と「老婆だと主張する人」がいたとしましょう。

お互いの主張を理解するためには、どう見えているのかを聞いてみる必要があります。

ここが耳で・・・ここが首でネックレスをしていて・・・と聞く一方で

ここが目で・・・ここが鼻だからこれが口で・・・と意見を出し合えば

双方の視点をお互いが理解し合い、「若い女性にも老婆にも見える隠し絵」という答えに至るのではないでしょうか。

 

どう伝えれば分かってくれるのか、どう聞けば核心に迫れるのか、相手のことを思ってこうした会話ができる力は多くの状況で役に立つはずです。

・自分の発言の感想を聞く

上記の質問、会話の流れではハードルが高い方もいらっしゃるんではないでしょうか。

少なくとも私は過去に苦戦した思い出があります・・・

そんな方向けのテンプレートが「私の話を聞いてどう思った?」です。

 

今まであなたが作ってきた関係性が全面に出る質問ですので、ちょっと覚悟は必要ですが・・・これの効果は絶大です。

私が身をもって保証しますので是非ご利用ください(笑)

・自分の発言の意図を自ら理解する

上の二つと一緒にやってみると効果が高いものが、「発言の理由や立場を相手に説明する」ことです。

相手に説明するためには、自分でしっかりと理解しておく必要がありますから、慣れてないうちは後付けになることもあるでしょう。

 

「私はこう思う、それはこういう理由だから、これは私の店長という立場だから言うんだが、どう思って聞いているか教えてもらえる?」

「私はこんな風に感じるので、これを言うんだけど、個人的な意見だから、あなたもどう思うか教えてくれない?」

 

このような流れが話せるようになると、自分の意見も客観的にみることができます。

例えば、立場上叱らなければいけないことも、個人的に腹が立ったこともごちゃ混ぜに伝えてしまっては、相手に正しく伝えきることができません。

合わせて知っておくと役に立つこと

こういった記事もどんどんあげていきたいと思いますが、本日のところは言葉だけ記しておきます。

・リーダーとリーダーシップ

リーダーである人がリーダーシップを発揮する。ではリーダーではない人には必要ないのでしょうか?「リーダーシップ」を持つことで変わることはなんでしょうか。

・リーダーシップにはスタイルがある?

時代が変わっていく中で、理想のリーダー像は変化しています。求められている姿がどういったものか知ることから始めていきましょう。

・見える化の重要性

多くの場所で取り入れられている「見える化」ですが、本当にできていますか?

・マネジメントに求められる要素

「マネジメント」と言う言葉も幅広く使われてしまっている中で、「マネージャー」が求められている役割を正しく認識しましょう。

・アドバイスとフィードバック

あなたがしているのはアドバイスですか?フィードバックですか?相手の求めているものが何か、その場にふさわしいのはどちらか、理解して使えていますか?

まとめ

多様性、LGBT、コロナ、円安、企業を取り巻く環境は日々変化を続けています。

私たちも常に在り方を変化さえ、環境に適応させ、進化し続けなければいけません。

パラダイムシフト

今までのあたりまえでは通用しない時代を生きるために、多くの方が取り入れるきっかけまでは辿り着けています。

価値観を広げていき、会社を発展させ、社会を元気にするのに

日本企業に携わるものとして取り組んでいきましょう。

 

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