近年新型コロナの影響もあり、オンライン化が進み、「EC」ということばも多く耳にするようになったのではないでしょうか。
国内ではテレビでも紹介されているBASEや、海外では世界のEC市場シェア1位のShopifyが特に有名で多くの利用者がいます。
モノの販売だけではなく、サービスの販売にも活用できるので、ぜひShopifyを検討してみてください。
今回は、お手軽にオンラインで自分のECサイトを作れる、Shopifyの概要について紹介していきます。
【目次】
◆Shopify(ショピファイ)とは?
・Shopifyのサービス内容について
・Shopifyの運営会社とは?
◆Shopifyの機能
・圧倒的に豊富な決済機能
・分析や集客施策実行機能
・アプリと連携し、無形商材の販売も可能
◆Shopifyの料金プラン
◆Shopifyと他社との比較
・Amazonや楽天との違い
・BASEやSTORESとの違い
◆Shopifyのメリット・デメリット
・Shopifyのメリット
・Shopifyのデメリット
◆まとめ
Shopify(ショピファイ)とは?

Shopifyとはどのようなサービスでどのような会社が運営しているのか解説していきます。
Shopifyのサービス内容について
Shopifyの主なサービスは、誰でも簡単にECサイトを作り、販売できるようなプラットフォームを提供しています。
今までは、Amazonや楽天に手数料や出店料を支払い、モノを販売する方法が主流でしたが、Shopifyでは個人が自分のお店を開けるようになります。
Shopifyの運営会社とは?
Shopifyとはカナダの会社で、有名なニューヨーク証券取引所で上場しています。
日本での存在感はあまり大きな印象がないかもしれませんが、実は世界の時価総額ランキングTOP100に入る巨大な企業です。
Shopifyの機能
ShopifyはECプラットフォームなので、様々な商材に対応できるように多くの機能があります。
機能数が多すぎるため、すべての機能を解説するのは難しいです。
ECサイトを使って販売する時に、実現したいことをほとんどすべて実現できるくらい、機能が豊富です。
その中で特に便利な機能やShopifyの特徴となる機能を中心に紹介していきます。
圧倒的に豊富な決済機能
Shopifyでは他のECプラットフォームと比較して決済機能が豊富に用意されています。
国内では、クレジットカード決済、Amazon Pay、携帯キャリア決済、コンビニ決済など普段から使用する決済方法はすべて導入可能です。
海外でも同様に、Shopifyがグローバル企業であるため、現地の方が使用する主要な決済方法はすべて網羅しています。
もし、現金決済などのように希望の決済方法がなくても、手動で金額を受け取り、決済済みにステータスを変更することも可能です。
また、決済方法だけでなく、使用できる通貨に関しても、網羅しているため、Shopifyでオンラインショップを立ち上げれば、決済について困ることはまずないでしょう。
分析や集客施策実行機能
Amazonや楽天などで販売している方は売上記録や在庫管理を行うときに、表計算ソフトを使用されている方も多くいらっしゃると思います。
Shopifyでは、このようなデータの管理や分析、レポートへの視覚化をすべて標準機能として利用可能です。
ストアのダッシュボードから売上の情報や在庫不足の通知を受け取ったりすることも可能です。
さらに、レポートを確認した結果売上や集客に課題があった場合に、マーケティングの施策を打つことも可能です。
具体的には、リピーターを増やすためにメールを送ったり、SNSと連携し広告を打ったり、インフルエンサーを活用してアフィリエイトを行うことができます。
販売、分析、集客、管理、のすべてが揃っているオールインワンプラットフォームです。
アプリと連携し、無形商材の販売も可能
独自の機能で、Shopify内で使用できるアプリがあります。
アプリとは、Google Chromeの拡張機能と似たいような概念で、標準ではできないことでもアプリを導入したらできるようになります。
アプリを使用すると、ECサイトを美容院の予約機能として使用したりすることも可能です。
セールの時には、「あと?時間でタイムセール終了」や「??%オフ」といった表示ができるようになるアプリもあります。
他にも紹介しきれていない多くの機能がありますので、今後少しずつ機能紹介を行っていきます。
Shopifyの料金プラン


Shopifyには大きく3つのプランがあります。
すべてのプランは月額課金制となり、プランごとに月額の金額に違いがあります。
上記の表にある通り、プランが上がるごとに利用できる機能が増えていきます。
また、決済手数料もプランが上がるごとに減少していきます。
そのため、最初は安いプランから導入し、売上が伸びてきたことにプランを上げて、機能を増やしていくことも可能です。
一度試してみたい方は14日間無料お試しが可能なので、Shopify公式サイトから「無料体験」を申し込んでみましょう。
Shopifyと他社との比較
ここでは数あるECサイトの中でもShopifyに着目して解説をしてきました。
しかし、Shopify以外にも自分の店をオンラインで開設できるプラットフォームを多くありますので、違いを解説していきます。
Amazonや楽天との違い

国内で最も有名な物販のサイトといえばAmazonや楽天を耳にすると思います。
実はShopifyとAmazon・楽天ではそもそもの販売方法やできることが大きく違います。
オンラインショップだとイメージが付きにくいと思うので、スーパーで野菜を販売する例でShopifyとAmazon・楽天の違いを見ていきましょう。
(スーパーに商品をおく VS 店を構える 画像)
Amazonや楽天のイメージは既存のスーパーの販売場所を借りて、自分の売りたい野菜を販売していくイメージになります。
それに対して、Shopifyは自分で八百屋を開店し、経営や集客も自分で行うイメージです。
つまり、Shopifyでは自分のオンラインショップを作ることができ、Amazonや楽天では商品を置かせて貰って販売することしかできません。
|
Shopify |
Amazon |
Rakuten |
月額料金 |
3000~30,000円/月 |
0~4900円/月 |
19,500~100,000円/月 |
販売手数料 |
3.15%~3.9% |
8.0~15.0% |
2.0~7.0% +システム利用料 |
ECサイトの形態 |
独自店舗型ECサイト |
モール型ECサイト |
モール型ECサイト |
BASEやSTORESとの違い

国内のECサイトについて調べたことがある方であれば、BASEやSTORESの名前を聞いたことがあるかもしれません。
BASEやSTORESは先ほどのスーパーの例で例えるとどちらも八百屋で野菜を販売する形式で、自分のオンラインショップを作る形態になります。
形態が同じのため、Shopify、BASE、STORESの3者で大きな違いはありません。
しかし、以下の表にあるように料金や拡張性の面で世界市場1位のShopifyが特に優れている面があります。
|
Shopify |
BASE |
STORES |
月額料金 |
3000~30,000円/月 |
売上の3% |
0~2178円/月 |
販売手数料 |
3.15%~3.9% |
3.6% |
3.6%~5.0% |
ECサイトの形態 |
独自店舗型ECサイト |
独自店舗型ECサイト |
独自店舗型ECサイト |
運営企業 |
カナダ |
日本 |
日本 |
Shopifyのメリット・デメリット
Shopifyの違いに加えて、メリット・デメリットをまとめていきます。
Shopifyにももちろん一部デメリットは存在するものの、総合的にはカスタマイズ性が高く、コスパが良いプラットフォームだと言えます。
その理由を解説していきます。
Shopifyのメリット
①拡張性が最も高い
Shopifyはデフォルトの機能としても集客のサポート機能や数値の視覚化、ショップのウェブページのカスタマイズ、多種類の決済手段など多様な機能があります。
それらに加えてShopify内にあるアプリでさらに機能を拡張することができます。
物販だけではなく、撮影会の予約や美容院の予約などのように、無形商材の販売プラットフォームとしても応用することができます。
②運用コストが低い
先ほどBASEやSTORESとの違いでコストの比較をしましたが、最も低いコストで運用できます。
特に一定の売上を超えていくと、決済手数料の差で大きく節約することができます。
また、売上が増えてから、手数料が低い上位のプランに切り替えることも可能です。
③海外展開しやすい
Shopifyは元々カナダ発祥であるため、ショップの海外展開にも対応しています。
具体的には、海外通貨、海外ドメイン、海外言語、海外の決済方法に対応しているため、海外展開するときにハードルが低くなります。
特に日本発祥のECプラットフォームと比較した時に、海外での信頼度も高く、簡単に海外展開できます。
海外展開を見据えている場合はShopifyをオススメします。
Shopifyのデメリット
①一部英語表記がある
顧客側に表示する画面には日本語のみに設定することが可能ですが、アプリや一部の管理画面では未だに英語表記で日本語未対応の場合が多いです。
しかし、Google翻訳やDeepLなどを活用してすることで英語が得意でない方にも対応可能です。
また、定型的な運用作業であればマニュアルを作成することで、解決できます。
新たにアプリを入れたり、カスタマイズをする場合に不安がある場合は、一度専門の企業に相談してみることをオススメします。
②サポート体制が弱い
拡張性がとても高いShopifyではありますが、第三者が開発したアプリなどを導入し、サポートを得たい場合に時間がかかる場合があります。
しかし、メールの日本語対応がありますので、急ぎでなければ問題解決をすることができます。
また、国内にもShopifyの導入支援や運用サポートを行う会社が多く存在するので継続的なサポートが必要であれば問い合わせてみましょう。

まとめ
今回はShopifyの概要と他者のサービスとの違い、メリット・デメリットについて解説しました。
Shopifyはとても拡張性が高く、便利なツールですので、オンラインショップ開設を検討している方にはぜひ候補にあげて欲しいサービスです。
Shopifyの概要ということで今回の記事では紹介しきれていない内容も多々あります。
それらについては今後より詳しく解説した記事を書いていきますのでぜひご覧ください。
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